給料日前で本当にお金が無い時に、用事って出来たりするよね。
俺の用事じゃないんだけど
凜々の友達が家に来るらしい。
そして、俺は外に出ていってくれと頼まれた。
5000円で
俺はウキウキしながら外に出てお昼ご飯食べて、カフェでブログ書いたり本を読んだり、携帯アプリでちょこっと遊んだりした。
そして、凜々から連絡が来たので帰宅した。
友達は合計3人
凜々を含めた4人で昼間からお酒飲んだりしてちょっとしたパーティーをしたらしい。
そして、俺はキッチンやリビングを見て驚いた。
むちゃくちゃ美味そうな肉が入っていたであろう袋を見つけ凜々に聞いた。
「これってお肉入ってたんじゃないの?」
「そうだよ、A5ランクのお肉」
A5ランク!?あのテレビとかで聞いたことあるやつ!?
「俺の分は?」
「ある訳ないでしょ」
テーブルを見るとお肉以外にサラダの残骸やチーズやもろもろ、ホテルのレストラン並みの料理があったであろう皿が並んでいる。
これ、いくらかかったんだ?
A5ランクのお肉頼んで、友達と飲み食いしたくせに俺の分は無しか・・・
「でも、太郎の分はあるよ」
そう言って差し出したのはワインだった。
「みんなで買ったんだけどあまり美味しくなかったから、太郎にあげる」
美味しくなかったからあげるっていう意味がわからん。
残飯処理か!!
そんなこと思いながらワインを手に取った時俺は気がついた。
このワイン・・・高いぞ・・・
中身が3分の1減っているのにも関わらず、この重量感
さらに中身がわかる程の薄いワインボトル
そして、まったく見たことがないラベル
凜々とその友達が購入したワイン
怖い、聞きたくない
だけど、聞いてしまった。
「凜々、これいくらぐらいした?」
「割り勘したしあまり覚えてないけど、えーと60万ぐらいだったかな?」
ワインに60万!?一人15万円!!!!
おいおい一人当たりが今月の俺の給料より高いぞ・・・・・・
「それを美味しくなかったって理由で俺に手渡したの」
「そだよ」
「2度とワインを買うな!!!!!」
ずさんに置かれていたんだろう。温度でワインの色が変わっているだろうし、4人で3分の1しか飲まなかった。
なんだよそれ!開けたら売り物にならないじゃないか!!
「売る気だったの?」
「だって、要らないんだったら売ったらいいじゃん」
俺だってこんな高いワイン飲んでも違いなんか分からないからな
せっかくだから俺も1口飲んでみた。
感想
不味いなー、これー
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