俺達の外食でよくファミレスに行く。
というより、凜々の基準で外食に行くと俺が払えなくなるからだ。
ファミレスって言っても最近のお店ってどれも美味しいじゃん
ガスト、サイゼリア、ココスなどなどハンバーグやパスタもあるしサイドメニューも充実してるんだから
やっぱりファミレスって最強だと思う。
その日は、休日最後ってこともあり
「ご飯でも食べに行って、いい気持ちで明日から仕事を頑張ろう」
って俺が言い、凜々もそれに乗っかった。
サイゼリアに席に着くと、メニュー開き何を注文するか考える。
サイゼリアって安心するね。全部安いし
と言っても俺はもう決まってる
チキンとご飯のセットとドリンクバー
凜々は散々吟味して
「私、パスタとエスカルゴのオーブン焼きをプチフォッカチオのセットで、あとほうれん草のソテーかな。あ、ドリンクバーもつけて」
これ、一口もくれないんだぜよく食うなーって思った。
俺はまるで貴族のようにナイフとフォークを華麗に使いチキンをゆっくり食べる。
そして、ドリンクバーで飲み物を大量に飲む。これは、全種類制覇するのはノルマだ
凜々はカタツムリをペロッと平らげ、パスタを噛み砕き、ほうれん草を飲み込み
またメニューを開く。
「デザートにティラミスとアイスクリーム」
よく太らないよなー
俺はホットコーヒーを飲んでゆったりして、明日から仕事嫌だなーとか考えてた。
「太郎、もう食べ終わったから行こ」
「ダメ!!」
「どうして?」
「まだ全種類1杯ずつしか飲んでない!!せめてジンジャーエールもう一杯とレモンティー飲ませて」
「もう、早くしてよ」
俺は凜々に急かされながらドリンクバーに飲み物を入れに行く。
ドリンクバーで飲み物飲まないと得した気持ちになれない。
というか、凜々なんか1杯ぐらいしか飲んでないんじゃないか?
俺はジンジャーエールとレモンティーを飲みコーラを飲んで満足した。
俺は1000円以下ぐらいだったけど
凜々のお会計は3000円を超えた
凜々は俺の倍以上のお金を平然と払い店を出る。
どこに行ってもお金を使わないといけないと思っているのか?と思ってしまう。
いつか高級レストランぐらい
ご馳走してあげたいなって思いながら凜々の後ろについて行った。
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